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〜訪問診療とVEで日本を救う!マスの高齢化社会対策!〜

こんにちは。

本日は、訪問歯科診療と介護業界についてお話しさせて頂きます。

近年、少子高齢化が進み介護業界も世の中で注目を集める業界になってきました。

しかし、意外にもこの高齢化は2025年に最頂を迎える予定となっております。

現在では、介護保険や後期高齢者の医療保険の内容はかなり充実しており、国としてもかなり対策を考えられています。

近年では、歯科医療でも「患者様な日常生活における留意点」を重視する傾向が見られ、既往歴や配慮すべき様々な点に関して、介護的観点を歯科医師も持たなければいけないとされています。

歯科治療に必要な道具は技術の進化により、携帯できるものが多くなっているので院内でできる治療のほとんどを外で行うことができるようになりました。

そんな中、当院でも訪問診療を行い、高齢者の方への歯科医療を通じて社会貢献の実現を目指しています。

では、訪問診療とは何でしょうか・・・?

訪問診療の定義は、「自己で通院不可能な方」となっております。

つまり自分で通院困難な方への自宅や施設への訪問は全て可能ということです。

ここで問題です。

「訪問診療」と「往診」の違いを知っていますか?

 

 

正解は、、、

 

 

訪問診療は継続的な治療を目的とし

往診は緊急的な処置を行うことです。

 

つまり、私たち歯科に求められることは患者様の継続的な治療と歯を失うリスクを極限まで減らすための持続的な口腔ケアを行うということです。

若い頃より、口腔ケアをしっかり受けてきた方は、65歳を超えて20本以上の歯を残している確率がケアを受けていない人に比べて50%以上も高いことが立証されています。

歯を失うとどうなるか。はおそらく他のブログで記事になっていますが、高齢者の場合で今一度説明すると、

 

①食べ物をすりつぶせないので栄養の摂取効率が下がる

②噛み合わせが悪くなり歯磨きや手入れが難しくなり虫歯や歯周病になりやすい

③食いしばることができず、骨や筋肉に力が伝わりづらく転倒のリスクなどがある

 

主にこの三つとなります。

特に、この③番に関しては、高齢者の事故原因の圧倒的一位である「転倒」に関連してきますので、歯を残すことが以下に重要か分かります。

私たちがしっかりと治療や口腔ケアを行い、1本でも歯を多く残し、食事の楽しみの継続や転倒のリスク回避などを行っていけるかが鍵となります。

しかし、、、高齢者の問題は歯だけではありません。

それが、摂食・嚥下問題です。

 

摂食・嚥下とは

人が食べ物を認識し、それを口の中に入れ、歯で噛み、舌で味わい、それを喉や首の筋肉を使い食堂に流し込み、喉にある弁が空気と食べ物を認識し仕分けをするという一連の流れのことです。

ご家族の中で、お食事の際にむせたり、咳が出るといった症状がある方はいらっしゃいませんか?

このような場合には「摂食嚥下障害」が考えられます。

食事に時間がかかる、食べると疲れる、食後に痰が出る、食事を摂ると声が変わる、食べ物が口からこぼれる、飲み込んでも食物が口の中に残る、食べ物がつかえるといった症状が見られる場合も同様です。

また、気付かないうちに誤嚥しているものに「不顕性誤嚥」があります。

これは睡眠中に無意識のうちに唾液が気道に流れ込み「咳き込み」や「むせ」などの反射が見られず、気づかないうちに誤嚥しているのが特徴です。

これらが誤嚥が誤嚥性肺炎を引き起こします。

この、誤嚥性肺炎は高齢者の死因の常に上位に位置しており、非常に問題とされています。

ずっと楽しみだった食事が恐怖となりうるのです。

当院では、この摂食・嚥下問題をかなり重視しています!

普段の歯科治療のその先であるこの問題と真摯に向き合うことで一人でも多くの命を救いたい。

一人でも多くの方が最後まで美味しく食事をして頂ける環境づくりがしたい。

この、使命のもと訪問歯科診療を行っています。

 

 

口腔ケアありとなしの誤嚥性肺炎の発症率

そして、、、ついに、2022年

「VE」の導入が決定しました。

 

VEとは嚥下内視鏡のことであり、マイクロスコープ付きの超小型の内視鏡で、鼻から通すことで嚥下の状態を確認できるというものです。

摂食嚥下障害を発見するための検査には、簡易検査(スクリーニング検査)と精密検査があります。

簡易検査では、質問票の記入や実際に食物を食べていただき、その状態を観察する検査を行います。

これにより摂食嚥下障害が疑われる場合には精密検査が行われます。

精密検査には、嚥下造影検査(VF)と嚥下内視鏡検査(VE)があります。

嚥下造影検査(VF)は、エックス線を用いて透視化で造影剤を含んだ検査食を食べてもらい摂食嚥下の動作を観察していく検査です。

嚥下内視鏡検査(VE)は内視鏡を用いるため、口腔内から咽頭にかけての観察ができ、嚥下中に食塊が通過する様子や、喉頭、咽頭に残存していないか、誤嚥していないかなどを、直接目で見て確認することができます。

すごく画期的な器具です!!!

ちなみに値段も画期的です!!!笑

しかしながら、今現在も多くの患者様がいる以上導入しない手はありません。

マス歯科医院ではこのような高度な医療機器や最新のモノを積極的に取り入れる努力をしています。

今後は、VEをフル活用し摂食・嚥下問題にも取り組みながら、日本の高齢社会と歯科業界を盛り上げれるような存在になれるように努力して参ります。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

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