矯正🦷歯はどうやって動くの?
矯正で歯が動くメカニズム
1.力を加える
•ワイヤーやマウスピースなどで、歯に持続的で適切な力がかかる。
•この力は「歯を押す側(圧迫側)」と「引っ張られる側(牽引側)」を生み出す。
2.骨と歯根膜の反応
•歯の周囲には「歯根膜」というクッションのような組織があり、力を感知する。
•圧迫側:歯根膜が圧縮され、骨を溶かす細胞(破骨細胞)が働く → 骨が吸収される。
•牽引側:歯根膜が引き伸ばされ、骨を作る細胞(骨芽細胞)が働く → 新しい骨が形成される。
3.歯が移動する
•圧迫側で骨がなくなり、牽引側で骨が新しくできることで、歯が少しずつ新しい位置へ移動する。
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ポイント
•力の強さ:強すぎると歯根吸収や歯肉退縮を起こす。弱くて持続的な力が理想。
•時間:歯の移動は1日や2日では起こらず、数週間〜数か月かけて少しずつ進む。
•個人差:年齢や骨の性質、代謝スピードによって進み方は違う。
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イメージ図にすると
•歯 → 左右から力を受ける
•押される側 → 骨が吸収
•引っ張られる側 → 骨が新しくできる
➡️ 結果、歯が少しずつ移動
歯の動く仕組みや今後矯正についてたくさん載せていきます。
お口の中や歯について気になることあればご相談ください!