初診時の検査
当医院では初診時にレントゲン撮影を行います
📸 レントゲン撮影の必要性
レントゲンを撮影する主な目的は、肉眼では見えないお口の中の状態を詳しく確認し、正確な診断と適切な治療計画を立てるためです。
肉眼では見えない部分の確認
私たちが普段見ている歯は、歯全体のごく一部に過ぎません。歯の内部や歯茎に覆われた部分、歯を支える骨の状態などは、目では確認できません。レントゲン撮影によって、これらの見えない部分の異常を発見できます。
隠れた問題の早期発見
レントゲンは、特に以下のような問題の早期発見に役立ちます。
- ムシバの早期発見: 肉眼では確認しにくい歯と歯の間や、歯の内部に隠れたムシバ、詰め物の下にあるムシバなどを正確に把握できます。これにより、早期に治療を行うことで、歯を長く保つことにつながります。
- 歯の根の状態: 歯の根っこの形、神経が残っているか、感染や炎症がないか、根っこが割れていないかなどを確認できます。
- 骨の状態: 歯を支える骨(歯槽骨)が歯周病でどのくらい溶けているか、顎の骨の中に腫瘍や骨折がないかなどを確認できます。
- 過去の治療状況の把握: 以前受けた治療の内容や、被せ物・詰め物の状態なども確認できることがあります。
- 親知らずの位置: 親知らずの有無や位置、成長方向などを確認できます。
💡 レントゲン撮影の種類
歯科で主に使われるレントゲンには、主に以下の2種類があります。
- パノラマレントゲン: お口全体の状態を一枚の画像で撮影し、上下の歯や顎の骨を包括的に把握できます。初診時によく撮影されます。
- デンタルレントゲン: 特定の歯やその周辺をより詳細に撮影します。パノラマレントゲンではわかりにくい箇所の精密な診断に用いられます。
☢️ レントゲンの安全性
歯科でのレントゲン撮影は、放射線被ばくを伴いますが、その量は非常に少なく、安全性は高いとされています。従来よりも放射線量が少ない「デジタルレントゲン」が導入されており、お子さんでも安心して撮影できるレベルです。