義歯（入れ歯）の種類（保険と自費）
義歯（入れ歯）の種類｜保険と自費の違いは？
こんにちは。今日は患者さんからもよく質問される
「保険の入れ歯と自費の入れ歯って何が違うの？」
というテーマを、できるだけ分かりやすくまとめました。
入れ歯といっても実は種類が多く、
「どれを選んだらいいの？」と迷ってしまう方も少なくありません。
メリット・デメリットを知ることで、より自分に合った義歯を選びやすくなりますよ。
■ 保険の義歯（保険適用の入れ歯）
保険の入れ歯は、必要十分な機能を低価格で提供できるのが大きな魅力。
素材に制限がありますが、基本的な噛む機能はしっかり果たします。
① レジン（プラスチック）義歯
最も一般的な保険の入れ歯です。
特徴
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土台がプラスチック（レジン）でできている
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修理しやすい
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多くの医院で対応可能
メリット
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費用が安い
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壊れても修理しやすい
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初めての入れ歯として使いやすい
デメリット
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厚みがあり、違和感を感じやすい
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割れたり変形したりしやすい
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温度を感じにくい
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バネ（クラスプ）が金属で目立つことがある
■ 自費の義歯（自費診療の入れ歯）
自費の入れ歯は、精密さ・薄さ・フィット感・見た目など、
より快適な装着感を追求できます。
① 金属床義歯（チタン・コバルトクロムなど）
特徴
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上あご・下あごの大きい部分を金属で作る入れ歯
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とても薄く軽い
メリット
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保険のレジン床より“とにかく薄い”
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熱を伝えやすいので、食事が美味しく感じる
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変形しにくく、長持ちしやすい
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しゃべりやすい
デメリット
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費用が高い
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修理が難しい場合がある
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金属アレルギーの心配（→チタンならより安心）
② ノンクラスプデンチャー（バネなし入れ歯）
特徴
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歯ぐき色の樹脂でできていて、バネが見えない
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見た目がとても自然
メリット
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とにかく目立たない
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柔らかい素材でフィット感が良い
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部分入れ歯の見た目で悩んでいる方に人気
デメリット
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壊れやすい
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大きな欠損には向かない場合がある
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修理が難しいことがある
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噛む力は金属床に劣る
③ シリコン義歯（コンフォートなど）
特徴
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入れ歯の裏側に柔らかいシリコンを張り付けたタイプ
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痛みが出やすい方に適している
メリット
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痛みがとても出にくい
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フィット感が良い
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歯ぐきが弱い方、高齢の方に合いやすい
デメリット
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シリコン部分が劣化しやすい
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再加工のメンテナンスが必要
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費用が高い
■ 保険と自費の違いをざっくり比較！
| 項目 | 保険の入れ歯 | 自費の入れ歯 |
|---|---|---|
| 費用 | ◎ 安い | △ 高い |
| 薄さ・快適さ | △ 厚い・違和感 | ◎ とても薄い・快適 |
| 見た目 | △ バネが見える | ◎ 目立ちにくい |
| 食事の美味しさ | △ 温度を感じにくい | ◎ 熱を感じやすい |
| 耐久性 | △ やや劣る | ◎ 丈夫で長持ち |
| 修理のしやすさ | ◎ しやすい | △ できない場合も |
■ まとめ｜自分に合った義歯を選びましょう
「どれが一番良いか？」は、
お口の状態・予算・違和感の感じ方・見た目の希望によって変わります。
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とにかく費用を抑えたい → 保険のレジン義歯
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快適さ・薄さ・食事の美味しさを重視 → 金属床義歯
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前歯の見た目が気になる → ノンクラスプデンチャー
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痛みが出やすい → シリコン義歯
