日々の診療で患者さんに、歯周病の原因は何かこ存じですか？と聞くと、「歯垢？歯石？」「食べかす？」など、はっきりとはわからないけど、なんとな～くそうかな？といった感じで大半の方が答えてくださいます。歯垢の中の歯周病菌が原因です。

もちろん他にも原因はあります。

 

では、歯周病になるとどうなるのか…

歯がグラグラして抜ける！だけではなく、全身疾患にも関わると言うことも、少しずつ知られるようになりました。

 

最近では、アルツハイマー型認知症との関わりがあることもわかってきました。

歯周病菌やその毒素が血管内を通じて体内に侵入することで、アミロイドベータと言われる異常なたんぱく質が長年少しずつ蓄積することで、発症や症状の進行につながると言われています。

食事や入浴、睡眠など生活習慣のひとつに歯磨きがありますが、そんな歯磨きが虫歯や歯周病の予防だけではなく、全身疾患や認知症の予防などに繋がるのです。

歯磨きは健康管理に欠かせないものだと言えますね。

たかが歯磨き！されど歯磨き！ただすればいい訳ではありません！

これを機に正しい歯磨きを身につけて、健康管理していきましょう！

 

 

マス歯科衛生士部門